認知症ケア専門士 

認知症とは何か?何らかの原因で脳の機能が低下するものの総称です。決して年配者だけにおこる病気ではありません。最近では若年性認知症も増加しています。この認知症とは、老化のよる脳機能の低下と認知症との間には決定的な違いが存在します。それは、記憶能力が衰えたとしても、昔の事はよく覚えているというのはよく聞きます。「最近のことはよく忘れる」と忘れたと認識できている間は、認知症ではありません。「忘れた」と認識出来なくなってしまうことが認知症のはじまりです。即ち、「忘れた」ことが認知出来ない。食事をした後に、「食事をしたことを忘れる」ようになってしまうと、日常生活もままならなくなります。ここで活躍するのが認知症ケア専門士です。外出するには「目的」があったのでしょうけれど、すぐに忘れていまい外を徘徊することにもなりかねません。今314万人という要介護認定者がいます。その約半数にあたる149万人が認知症高齢者です。その家族にとって認知症は最も大変な課題となっています。専門的な知識を持った認知症ケア専門士の存在が大きくクローズアップされてきました。これから日本は老人大国になっていきます。決して人ごとではありません。あなたが認知症にならないとも限りません。また、その家族の一員としてどう対処していけばいいのか、すこし考えてみる必要がありますね。

「認定認知症ケア専門士」制度

認知症ケアに対する優れた学識と高度の技能が必要不可欠です。倫理観を備えた専門技術士が必要になってきています。そのために認知症ケア技術の向上および保健・福祉に貢献することを目的とした更新制の資格です。「認定認知症ケア専門士」制度が設定されました。喜ばしいことです。平成17年5月にその「認定認知症ケア専門士」の認定試験を実施することが、第4回日本認知症ケア学会総会(平成15年11月23日)で決定し「認定認知症ケア専門士」の認定試験が実施されています。5年間で30単位を取得することで「認定認知症ケア専門士」の更新申請を出すことができます。「認知症ケア専門士」は国家資格ではなく「認知症ケア専門士」は日本認知症ケア学会の認定する資格になっています。 受験資格は、 認知症ケアに関する施設、団体機関等において、試験実施年の3月31日より過去10年間において3年以上の認知症ケアの実務経験(教育・研究・診療含む)を有する者となっています。第1次認定試験(筆記試験)の受験分野を示しますね。各分野の有効期限は5年間ありますので、頑張って挑戦してください。分野は(1)認知症ケアの基礎  (2)認知症ケアの実際I;総論 (3)認知症ケアの実際II;各論  (4)認知症ケアにおける社会資源となっています。 第2次認定試験(論述・面接試験があります。)論述試験は「認定委員会」から出題された事例について,論述用紙に意見を記述します。面接試験は6人1グループの集団で面接試験を実施しています。与えられたテーマに関した1分間スピーチとディスカッションもあるようですよ。その後 認知症ケア専門士の登録申請を行い、認知症ケア専門士の資格取得とすすむことになります。

「認定認知症ケア専門士」合格状況

認定認知症ケア専門士認定試験合格状況 は第一回試験(2005年)の受験者数 5,121人で合格者数は2,445人、合格率(%)49.4でした。 認定認知症ケア専門士第二回試験(2006年)の受験者数 5,313で合格者数は 3,449人、合格率(%) 64.9でした。 認定認知症ケア専門士第三回試験(2007年)の受験者数 6,848人で合格者数は 3,016人、合格率(%) 44.0 でした。認定認知症ケア専門士第一次試験日時は毎年8月に実施されています。各分野50問 / 4分野合計200問(マーク式・五者択一)です。認定認知症ケア専門士試験会場は札幌,仙台,東京,名古屋,大阪,福岡で実施、受験者が,試験地を選択することはできませんと記されています。確認が必要ですね。合格基準は(1)から(4)の4分野すべてにおいて70%以上の正答率を有した者を合格者とします。と記されています。認定認知症ケア専門士試験申請期間がありますので要注意です。だいたい4月いっぱいの消印有効です。指定様式に必要事項を記入し,認知症ケア専門士認定委員会所定の封筒を使用し,必ず簡易書留で郵送するようです。受験料ですが、認定認知症ケア専門士第1次試験 (筆記試験)1分野 3,000円×受験分野数で計算して下さい。一度に4分野受験する場合は12,000円になります。認定認知症ケア専門士第2次試験は第1次試験(筆記試験)全分野合格者のみ受験可能になっています。認定認知症ケア専門士2次試験日時は9月上旬が予定されています。面接11月下旬2次試験受験料は8,000円になっています。

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